トレーナーの太田です。
今回はカゼインについてお伝えします。
カゼインは牛乳や乳製品に含まれるタンパク質の一種ですが、どのような物質なのか、よく知らない人も多いでしょう。今回は、カゼインとは何かと共に、カゼインの栄養や健康効果、牛乳アレルギーとカゼインの関係や腸に対する影響、乳製品などカゼインが含まれる食品などについて解説します。
カゼインとは、牛乳や乳製品に含まれるタンパク質の一種です。牛乳には直径30nm~300nm程度のカゼインミセルが存在していて、牛乳に含まれる全タンパク質の約80%をカゼインが占めています。
牛乳に含まれるタンパク質の8割程度は「カゼイン」で、残りの2割程度は「ホエイ」です。ホエイは、体内に素早く吸収されるため、「ファストプロテイン」と呼ばれているほか、「乳清タンパク質」と呼ばれる場合もあります。一方で、カゼインは酸性となる胃内で凝集し、腸内でゆっくりと吸収されることから「スロープロテイン」と呼ばれています。血中アミノ酸濃度を長時間維持できることが特徴です。そのほか、カルシウムの吸収を促進する働きや、血圧を降下させる作用、抗血栓作用を有することが知られています。このようにカゼインには高い栄養的価値があり、さまざまな健康効果を期待できます。カルシウム不足や血圧が気になっている人は、摂取してみてはいかがでしょうか。
カゼインは一般的に健康に良い効果があるとされています。その一方で、牛乳アレルギーとの関係も指摘されています。
牛乳に含まれるカゼインは分解(消化)されにくいアミノ酸配列をしています。未消化のまま腸に入ると粘膜が傷つき、炎症が起こる場合があります。炎症が繰り返し発生すると次第に粘膜の目が粗くなって、腸のバリア機能が低下します。本来であれば取り込まれることのない異物が体内に侵入する状態になります。これにより、アレルギー反応を引き起こす「リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)」になる可能性があるとされているので、気を付けるようにしましょう。
このリーキーガット症候群により、下痢や便秘などの便通異常を来したり、アレルギー症状、体がだるい、疲れやすいなどの不調が出やすくなります。
また、カゼインがわずかに腸で消化されることにより、モルヒネ様物質が出てきます。これが依存症の原因となることがありますので注意が必要です。
カゼインには良い面もあれば、悪い面もあります。牛乳が好きという方であれば、1日1杯までにしたり、カルシウムを摂ることが目的であれば、ヨーグルトやチーズは発酵食品ですので、カゼイン含有量が牛乳よりも少なくなっていますのでそちらの方が良いかもしれません。
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