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カロリーゼロ:人工甘味料について

2023/11/24

トレーナーの太田です。

スーパー、コンビニなどにも人工甘味料が使われた商品は沢山ありますが、今回は人工甘味料の身体に対する影響について、お伝えしていきます。

今回は、人工甘味料の中でも代表的な

○アスパルテーム

アセスルファムK

スクラロース

この3つを、人工甘味料の観点から、身体に対する健康性について、説明します。

 

1,アスパルテーム

ダイエット食品、ゼロカロリー食品の成分表を見てみると、アスパルテームの入っている割合は非常に高いです。

まず、アスパルテームを摂取することで、脳の視床下部にある、摂食行動をコントロールする、弓状核というところに影響します。

それによって、食欲を抑えてくれる、レプチンというホルモンの働きを一時的に中断させてしまいます。

このことから、食事中にアスパルテームを含む飲み物などを摂ってしまうと、食欲が増して食べ過ぎてしまうことが懸念されます。

実際にラットにおける実験では、アスパルテームなどを含む餌を食べたグループら、より多くのカロリーを摂取し、体重が増加した、といった研究結果もあります。人間における研究でも、同様の効果があったといった研究もあります。

アスパルテームそのものが、体重を増やすというよりも、アスパルテームを摂ることで、身体の中のホルモンの働きが弱まり、結果として、食欲や食事量が増えてしまい、体重増加に繋がってしまうということです。

 

2,アセスルファムK

アセスルファムKは、ラットの実験ではインシュリンレベルを上昇させたということが分かっています。どういうことかというと、血糖値が急激に上昇したあとに、インシュリンレベルが上がるということは、インシュリンが過剰分泌されて、低血糖症になってしまったり、低血糖になった反動から高血糖になってしまうといった、インシュリンによる血糖値の乱高下が激しくなっているということです。

血糖値の上昇、下降が激しくなるという問題は、メンタル面でいう、情緒とも関連性があります。

例えば、すごく落ち込んでいるときは、血糖値を上げて、セロトニンを分泌させ、幸福感を得るために甘い物が食べたくなります。無意識の中で脳が幸福感を求めて、血糖値の乱高下と合わせて、気持ちの浮き沈みが繰り返される状態が、摂食障害です。

ということは、自分の中の感情と食欲はリンクしているということがわかります。なので、アセスルファムKのようにインシュリンレベルを上昇させるような物を積極的に摂っていくと、血糖値の調整と合わせて、情緒の安定性を乱してしまう可能性があります。

その他にも、免疫機能、肝機能の低下や妊娠中の方であれば、胎児にまで影響を及ぼしてしまいます。

 

3,スクラロース

スクラロースは、人の研究においても、他の人工甘味料と同じように、インシュリンを上昇させたということがわかっています。

スクラロースを、大量に摂取することで、血球腫瘍の増加も見られます。そして、疲労物質である活性酸素の発生や、精子の減少等さまざまな問題が指摘されています。

 

 

さまざまな、食品に含まれている人工甘味料は一見、健康性に問題ないように見えますが、これだけの懸念材料があります。特にお子様や妊娠中の方、アスリートの方は、健康面、パフォーマンスを考慮しても人工甘味料の摂取は避けることをオススメします。

 

 

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