トレーナーの太田です。
いまや、身体を鍛える人間にとって、プロテインは必須ともいえます。しかし、実際必要なのかどうか?今回は、プロテインについてお伝えします。
「プロテイン」とは、「タンパク質」を英語訳したものです。
プロテインと聞くと、日本ではタンパク質を摂取するサプリメントとして認識されていることが多いと思います。
プロテインの語源は古代ギリシャのことばで、「プロテイオス」といわれ、意味は「最も重要なもの」という意味です。
その重要度を表すかのように、人間の身体は水とプロテイン(タンパク質)の塊といっても過言ではありません。
筋肉はもちろん、内臓、骨、血液、髪の毛、皮膚、爪に至るまでタンパク質からできています。タンパク質が不足すると人の身体は、様々な部分が機能不全に陥ってしまいます。
そうならないためにも、人間にとって「最も重要な栄養素」である「タンパク質」を適切に摂取することが重要です。
タンパク質の必要量について、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、成人だと、体重1kgあたり1gが、健康的な生活を送る上で最低限必要な量だとされています。
つまり、特に運動をしていない一般人であれば、体重1kgあたり1gで足りることになります。しかしながら、これはあくまでも特に運動をしていない一般人の話です。
筋肉をつけたい、競技パフォーマンスを上げたいという人は、1gだと少し足りません。目安として、男女とも、体重1kgあたり2g程度、摂取すると良いでしょう。
タンパク質を意識して摂ろうとしてみると、自分に必要な量(2g/体重1g)を摂ろうとするのが、食事だけでは意外に大変なことに気付くと思います。
例えば、体重70kgの人であれば、身体作りに必要なタンパク質量は体重1kgあたり2gで計算すると、140gになります。
これは、ステーキであれば700g程度、卵であれば20個以上、牛乳であれば4ℓ以上に相当します。これを毎日とるのは現実的ではなく、余計な脂質やカロリーまで摂取してしまうことになります。
身体作りに重きを置いている人は、食事だけでは摂りきれないタンパク質をプロテインパウダーで補うことはアリだと思います。
プロテインパウダーには、人工甘味料や添加物が含まれているものが多いので、これらの過剰摂取は、健康リスクを引き起こす可能性もありますので、プロテインパウダーのメリット、デメリットを理解した上で、それぞれのライフスタイルに合わせて、摂取することをオススメします。
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